ビートルズ・サウンドの仕掛け人、フィル・スペクター氏に終身禁固の判決。

【ロサンゼルス30日AFP=時事】6年前に女優を殺害した罪に問われた伝説的音楽プロデューサー、フィル・スペクター被告(69)に対し、米ロサンゼルスの裁判所は29日、第2級殺人罪で19年後に仮釈放の可能性がある終身刑判決を言い渡した。≪写真は判決を聞くスペクター被告≫
カリフォルニア州法によれば、2028年まで仮釈放の可能性はなく、その機会に釈放されなければ終身刑となる。
スペクター被告は1960年代に「音の壁」と呼ばれる録音テクニックを生み出し、ポップ音楽界で最も影響力のある人物の1人とみられていた。ビートルズ、ティナ・ターナー、ライチャス・ブラザーズ、ザ・ロネッツなどと組んで名声を博した。
同被告は03年2月に女優のラナ・クラークソンさん(当時40)を自宅で銃により殺害したとして起訴された。
判決が読み上げられた時、ピンストライプのスーツと白いシャツに赤いネクタイ姿の同被告は何ら反応を見せなかった。無罪を主張している同被告の弁護人は控訴する方針を明らかにした。
公判中検察側はスペクター被告について、自分と別れようとした女性に対して暴力を振るう経歴を持ち、銃に取り付かれた奇矯な人物として描き出した。〔AFP=時事〕

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ぼくはレコード業界を少し変えようと考えている。つまり、普遍的なサウンドを創造しようと思うんだ」~フィル・スペクター。

 

1960年代の、いまから思えばお粗末な編集システムを使って「音の壁(ウォールサウンド)」と名付けられた夢のような音空間を作り上げてきた音楽プロデューサーのフィル・スペクター氏は、アレンジャーとしてもミュージシャンとしての才能もあり、ジョン・レノンの「ラヴ」ではピアノ演奏をもしています。

 

「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」にストリングスやコーラスを重ねることはポール・マッカートニーは納得出来なかったようです。フィル・スペクターはビートルズの最後のアルバム「レット・イット・ビー」でプロデュースを担当したあと、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターのアルバムをプロデュースするようになります。

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ジョージ・ハリスンとの三枚組のレコード「オール・シングス・マスト・パス」は、ロック・アルバムの金字塔と高い評価を受けています。

 

フィル・スペクター氏の作り上げる音の壁は、クラシック音楽のワグナーを思わせます。彼自身の言葉にもあります。

 

曲作りはワグナーの歌劇のように構築されていく。最初はシンプルだけど、最後にダイナミックな力と意図と目的を持ったものになる。

2009.05.31 Sunday 17:00
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