JP 東芝(白テスト盤) EAC80160 イツァーク・パールマン ジャン・マルティノン パリ管弦楽団 サン=サーンス・序奏とロンドカプリチオーソ

34-20983

この幸せな出会いが可能にしたフランス・ヴァイオリン音楽の神髄 ― 瀟洒でエレガント。ヴァイオリニストにとって必須のレパートリーとなっている4曲を1枚に収めた魅力的なアルバム。それぞれの音楽が醸し出す様々な感覚を見事に描き分けています。色彩設定と音響造型にみせる鋭敏なセンスといい、あらゆるフレーズに注入された絶妙なニュアンスといい、その目ざましい魅力はいまだに失われていません。往年のフランスのオーケストラならではの明るく美しい色彩の世界を心ゆくまで堪能させてくれます。収録は1974年7月に当時EMIでオーケストラ録音に常時使用していたパリの名ホール、サル・ワグラムでセッション録音されたラヴェル、サン=サーンス、ショーソンの名曲を集めた「フランスの作曲家によるソロ・ヴァイオリンと管弦楽のための作品集」。テクニックの冴えはもちろん、曲によって様々に表情を変える音色の豊かさはイツァーク・パールマンならでは。《詩曲》での陰影の濃い叙情、《ツィガーヌ》での幅の広い表現は格別。《ツィガーヌ》はラヴェル・管弦楽曲全集で聴くことができる。録音を手掛けたのは名プロデューサーとして知られているルネ・シャルランと名エンジニア、ポール・ヴァヴァッスールのコンビです。ホールに分厚く渦巻く演奏の熱気が余すところなく捉えられています。当代屈指のヴァイオリニスト、パールマンの秀でた音楽性と華麗なテクニックの万能性を示した1枚で、パールマン若き日の最良の記録でもある。パールマンの明るく艶やかな音色を一瞬たりとも失わない滑らかなボウイングと、圧倒的な余裕で弾き切る華麗なテクニックがひときわ冴え渡る演奏。彼はどんな曲であっても曲想にのめり込まず、常に高踏的な解釈に踏みとどまって、なおかつそれらの曲の本質と個性を的確に把握する。歌う楽器としてのヴァイオリンの特性を最高度に発揮した演奏は、豊かで美しく生命力に溢れたもの。またこうしたフランス物では軽妙洒脱さと同時に狡猾とも言える聴き手に対するさりげない媚があって、それぞれの作品がコケティッシュで魅力的なものに仕上がっている。そしてパールマンを巧妙にサポートしているのがジャン・マルティノン指揮するパリ管弦楽団で、彼ら特有の美的感性を漂わせた色彩豊かで陰影に富んだ音響がソロ・ヴァイオリンを際立たせている。マルティノン面目躍如の名録音盤。フランス人でなければ、出せないコクが滲み出ています。個人的には、数ある名録音の中でもベスト盤としてお勧め出来ます。

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