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  • リリー・クラウスの絶頂期の記録

    リリー・クラウスの絶頂期の記録

    日本人が愛するモーツァルトの名盤を、日本軍によって失っていたかもしれない。拘留され第二次世界大戦終結まで軟禁された女流ピアニスト。

    通販レコードのご案内《仏ディスコファイル・メタル使用盤》US HAYDN SOCIETY HS9056 リリー・クラウス モーツァルト ピアノ奏鳴曲K.457/K.284/K.475

    ディスコフィル・フランセ録音

    モーツァルト弾きとして知られるリリー・クラウスの最高傑作盤です。米ハイドンソサエティの本盤は、晩年の米国コロムビア盤と比して若い所為か情熱を内に秘めた、生命感に溢れる演奏です。 他のピアニストと比べると、自由自在なテンポ設定でフォルテは強いタッチで鳴らし非常に個性的です。

    1. ピアノソナタ第14番 ハ短調 K.457
    2. ピアノソナタ第6番 ニ長調 K.284
    3. 幻想曲 ハ短調 K.475

    モーツァルトの音楽の持つ多様性を過不足なく的確に表現し、このフレーズはこうでなくては、と云うまさに正鵠を得た最高の演奏を聴かせてくれる。演奏家は身体で勝負するだけに、心身の衰えを如何にカバーしていくかが難しい。特に女性の場合、多くはそれに結婚・出産などが重なる。全身全霊を傾けた命がけの演奏家として、宇野功芳氏が挙げるのはアルゲリッチ、デュ・プレ、チョン・キョンファそれにリリー・クラウスと、みな女性だが長く第一線を保ち続けたのはクラウスぐらいで、彼女を驚異と宇野氏は捉えている。

    彼女らは、いわゆる女性的なものを押し出さず、火のような情熱と作品に切り込んでいく深みにおいて男性奏者に匹敵する。しかし、このまま死んでもいいというほどの燃え尽き方を男性奏者は絶対にしないものではないか。ハンガリー生まれのリリー・クラウスは「モーツァルトは燃え立つ火です」と語っているが、クラウスの演奏にはパッションの炎が確かに感じられる。当時の演奏家としてはテンポの緩急の巾が大きく、ダイナミクスの変化にも激しさを見せるのは、内面から湧き上がる情熱が自然体として表層に上がってきた音楽で、現代の演奏家が大ホールに響き渡るような派手なパフォーマンスを恣意的に行っているものとは根本的に異なるものです。

    ハ短調ソナタ K.457
    このソナタは、幸福感に満ちたK.330からK.333の4曲に続いて作曲された作品で、きわめて劇的な性格を持ったソナタであり、後のベートーヴェンにもっとも強く影響を与えた作品だといわれています。また、このソナタはK.475の《幻想曲ハ短調》とセットで演奏されることが多くて、その関係が昔からいろいろと取りざたされてきた作品でもあり、このレコードでも第6番を挟んで演奏されています。モーツァルトが2曲をその順序に組み合わせて出版したためでもあるのですが、しかし、両曲とも途中に明るいハ長調の部分があるにしても、基調はハ短調で深刻な情緒が支配的ですから、《幻想曲》だけ切り離して演奏したほうが効果的だという説も少なくありません。 モーツァルトが活躍した当時のコンサートではソナタの演奏に先立って幻想曲風の即興演奏を披露する事がよくあったそうです。このハ短調ソナタはモーツァルトの弟子であったトラットナー夫人のために書かれたもので、同じ調であるハ短調の幻想曲は彼女がコンサートで演奏するときのために、前半で披露する即興演奏のものとしてあらかじめ作曲したものではなかったのかというのが現在の定説となっています。手本としてモーツァルトが譜面にしたためた幻想曲を、夫人がいかに即興演奏としたかは想像を出ませんが、しかし、当時のピアノの可能性を限界まで使い切ったと思えるほどに広い音域とダイナミックな音量が求められるこのソナタを提供されたトラットナー夫人はそれなりの技量を持った女性であっただろうことが想像されます。 第6番のピアノソナタは、オペラの上演のために冬を過ごしたミュンヘンでデュルニッツ男爵からの注文に応えて作曲した、19歳の時の作品です。ニ長調という性格からも、明らかにハイドン風の特徴を持っていますが、今までの即興演奏などでため込んできたあれこれのアイデアをここに凝縮してまとめたものと思える、規模が大きく、まるで交響曲をピアノ用に編曲したような風情だといわれてきました。また、第3楽章の大規模な変奏曲形式はモーツァルトのソナタとしては他に例がなく、厳格な父レオポルドもこの作品をとても高く評価していました。とりわけ33小節にも及ぶアダージョ・カンタービレの第11変奏は本当に美しい音楽です。 ベートーヴェンに影響を与えた強烈なソナタと、即興演奏の風情のあるピアノ作品を組み合わせた、リリー・クラウスの演奏はモーツァルトの書いた音符を正確にバランスよく響かせることに意を注ぐのではなくて、モーツァルトが音符を使って書いた「心のドラマ」を再現しようと言うものです。譜面をめくる音も聞き取れることから、細切れの録音ではなく何回かテイクをとって、そのうちベストのものを採用しているようです。そのことも、このレコードの価値を高めているのかもしれません。彼女の演奏に虚心坦懐に耳を傾ければ、モーツァルトがこの音楽にこめた深い感情がヒシヒシと伝わってきます。そして、「人生は美しい、人生は生きるに足る」というモーツァルトのささやきが心に染みいってきます。

    リリー・クラウスのピアノはくっきりとしたフレージングで、モーツァルトのピアノ・ソナタなどは最近よく聴くような軽やかで透明感があるようなものとはまったく違って、正統派にして刺激的な歯ごたえがある。神経質では無い思い切りの良さが有る意味〝男性的〟ですが、モーツァルトに対する途方も無く深い愛情を本質に持つので、どの曲を聴いていても少しも飽きることなくモーツァルトの音楽がどんどんと心の中に浸みこんで来ます。

    1956年パリ録音。

    通販レコード詳細・コンディション、価格

    プロダクト

    レコード番号
    HS-9056
    作曲家
    ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
    演奏者
    リリー・クラウス
    録音種別
    MONO

    販売レコードのカバー、レーベル写真

    • US HAYDN SOCIETY HS9056 リリー・クラウス モ…
    • US HAYDN SOCIETY HS9056 リリー・クラウス モ…

    コンディション

    ジャケット状態
    M-
    レコード状態
    M-
    製盤国
    US(アメリカ合衆国)盤
    “Haydn Society” DARK GREEN WITH SILVER LETTERING, MONO 1枚組 (170g), Stamper 仏ディスコファイル メタル XTV 使用盤。

    通販レコード

    詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
    • オーダー番号34-25929
    • 販売価格5,500円(税込)
  • 民族音楽への興味 ― 歌というものに対して不親切な時代における、ひとつの光明だ。

    民族音楽への興味 ― 歌というものに対して不親切な時代における、ひとつの光明だ。

    旋律は音楽の魂である。

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    “3大ヴァイオリン協奏曲”というのがある。ベートーヴェン、メンデルスゾーンに、ブラームスかチャイコフスキーの、何れかが挙げられる。 ― 3曲目が難しいので、“4大”にすると激論にならない。しかし、ほかにもヴァイオリン協奏曲には名作が数多い。
    “10大”となれば必ず入選するのが、ドイツの作曲家マックス・ブルッフの代表作、ヴァイオリン協奏曲第1番だ。

    (さらに…)

  • “Refuge in Music” クラシック音楽のごちそうさん 110歳の天寿

    “Refuge in Music” クラシック音楽のごちそうさん 110歳の天寿

    Farewell Alice Herz-Sommer! We are saddened to hear that the visionary musician and survivor of the Theresienstadt concentration camp died yesterday. Her love of music and belief in its power brought solace and hope to many in one of history’s darkest hours.

    Daniel Hope interviewed Herz-Sommer just a few months ago as part of the documentary “Refuge in Music”, a tribute to the musicians of the concentration camp “Terezin”. You can learn more about the film here: http://bit.ly/TerezinDVD

  • 指揮者クラウディオ・アバドをしのんで

    指揮者クラウディオ・アバドをしのんで

    音楽を楽しむ。それがピシっとした指揮姿から良く感じられたクラウディオ・アバドが亡くなって今月20日で、ひと月となる。

    エグモントの音楽

    BSプレミアムでは2014年2月10日、2つの演奏会が放送された。
    前半は2012年のルツェルン音楽祭から、演奏会の様子は9月2日に Medici.tv で放送された。演奏会は8月10日。全体的にまだらな空白が客席に目立つのはマーラーの交響曲第8番からベートーヴェンの『エグモント』とモーツァルトの『レクイエム』に変更になったからだろう。

    この二曲なら大きいホールは必要ではなかったと思えるように、音響が遠い。迫力は薄めだけど、その分残響に助けられて聴きやすい。前半のベートーヴェンは、序曲は聴きなじんだもの。期待通り、セオリー通りの音楽となっていた。ソプラノのユリアーネ・バンゼのグレートヒェンは清楚な印象。ブルーノ・ガンツは語りで PA を使用したものでしたが全体整っていて違和感はなかった。

    オーケストラの中にクラリネットのザビーネ・マイヤーを見つけた。

    後半のレクイエムはオーケストラも加わったことで、前半の音響はかなり改善されている。ただ合唱の響きがオーケストラを圧するところがある。でも、キャパが大きい効果か澄んだ音楽に仕上がっている。

    モーツァルトと弟子たちの共作としての《レクイエム》

    ソプラノはアンナ・プロハスカ。バスはルネ・パーペ。テノールのマキシミリアン・シュミットはペーター・シュライアーを思い出させる。アルトのサラ・ミンガルドも理想に合う。リヒターが指揮した『レクイエム』の大好きな録音に並ぶ。

    『レクイエム』はモーツァルトの最後の未完の作品であるのはご存知でしょう。自筆で残っているのは最初の2曲のみ。あとは弟子に口述して引き継がせました。あちらこちらにモーツァルトが完成していたら、もっと違う音楽に広がったんじゃないかなと思えるポイントが有ります。アバドはそういう期待も思わせながら、モーツァルトが描き上げた部分も書き上げなかった部分も一体とした音楽を作ります。

    多くの録音が前半、後半と切り替える雰囲気があるのにアバドはアーメンをブリッジにして後半に音楽の気持ちを引き継いでいる。各曲を細切れにすること無く本来のプログラムがマーラーの千人の交響曲だったことを思い起こさせた演奏になった。

    永遠の安息を、そして永遠の光に

    現代の時間の中で再構成されたモーツァルトの音楽といえるだろう。言い換えれば、古楽演奏を学びとはしているけれどもモダン・オーケストラで楽しく聞かせていると言えば分り易いだろうか。
    この演奏は現代音楽の響きに馴染んだ耳も楽しませる。もし《レクイエム》かぁ、と食指を伸ばさなかったままだったら後半だけでも聞き返して欲しい。

    もちろんいろいろなモーツァルトのレクイエムを聞いてきていたら、複数の版があるのを面白く並べ替えているというパズル的興味も持たされる。

    最後のアーメン・フーガがまるごとカットされていて、そのかわり無音の中でアバドは一分間指揮棒を旨に抱いたまま黙祷する。

    死は嘆き、省みるものではなくて生きている人が先に進むためにあるものなのです。

  • Maria Callas, 1963

    Maria Callas, 1963

    『マリア・カラスの真実』(フランス2007年。日本では2009年公開)は、マリア・カラスの生涯に焦点を当てたドキュメンタリー映画です。
    有名なオペラ歌手ですが、後年、睡眠薬大量摂取での自殺未遂、睡眠薬や興奮剤を乱用し、肺血栓で53歳で亡くなりました。
    なぜ、命を縮めるようなことを行い、50代という若さで亡くなったのでしょうか。

    映画は彼女の生涯を追います。

    母親は男の子を望んでいましたが、生まれたのは女の子マリア。失望した母親は4日間も受け取りを拒否・・・マリアの兄が2歳で脳膜炎で亡くなり、母親は次の子は男の子を、と青い産着まで用意したそうです。
    歓迎されず、居場所もありませんでした。

    6度の引っ越し。セールスマンの父は不在がち。家族団欒もありません。ハーレムの近くに引っ越しますが、母親は環境に馴染ませようとせず、部屋に閉じ込め、通りで遊ぶことも禁じました。
    マリアは自分を無口で汚いと思っていて、学校では友人がなく「友達と遊んでも楽しくなかった」と彼女は語ります。
    唯一の友、飼っていた小鳥に歌っていたマリアの歌の才能に気づいた母は条件付きで愛するようになります。
    また母親は、自身の大女優になる夢を押し付けた部分もあったようです。

    映画の中でマリアが語ります。
    「自分で決めた道ではなく、家族が決めた。家族と摩擦を起こさない為、従うしかなった」
    「母がレールを敷いた。母は仕切っていた」
    「親の代わりに出世しろ」
    「お前の為に犠牲を払った」
    「母からお金をくれないと新聞にぶちまける、と強請られた」とまで語る。そんな母親 を、晩年まで許せなかったそうです。

    映画は「この世に彼女の居場所はない。声だけが残った。」というナレーションの後、彼女の歌声で幕となります。

    Maria Callas, 1963, in Paris, accompanying herself on the piano.

  • Starting Over Fantasy ❂30年目のレノン忌に寄せて

    熊本の繁華街では、12月8日の夜。ジョン・レノンのラブ・アンド・ピースがもっとたくさんの人の心に届くようにと路上ライヴが行われていました。

    深夜に1988年公開の映画「イマジン ジョン・レノン」がNHK BS-2で放送されていました。その中でジョン・レノンへ対して、「愛と平和」のキャンペーンは自身を宣伝するためだろうと責め立てているインタビューシーンが織り込んでありました。どんなことであれ、誰もが自分をアピールしているものです。ジョンが言っていたように難しい表現で書かれた小難しい文章よりも音楽から身体の奥に「愛と平和」を根付かせることの方が難しく、やりがいのあることではないかしら。[ JUGEMテーマ:有名なロック歌手の商品を扱う店 ]

     

     

     

     

     

    2010.12.09 Thursday 16:38
  • 歴史の立会人になりましょう!!ワルキューレ、世界初のテレビ生放送!

    クラシック音楽史に残るであろうプロジェクトの時間が迫りました。日本時間で午後10時50分から、「バイロイト音楽祭のワルキューレ」がテレビで世界初の生放送。

    バイロイト音楽祭は、作曲家ワグナーがドイツのバイエルンに建設した歌劇場で7月、8月の夏の期間だけ行われます。上演されるのはワグナーが作曲した10作品だけ。「さまよえるオランダ人」、「タンホイザー」、「ローエングリン」、「トリスタンとイゾルデ」、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、「パルジファル」。それに「ニーベルングの指環」としてセット上演される「ラインの黄金」、「ワルキューレ」、「ジークフリート」、「神々のたそがれ」です。

    ゴージャスで絵巻物語りのような「ラインの黄金」と、作品の神の主人公英雄ジークフリートの成長と神々の手から人間の手に世界が受け渡されるまでを描く「ジークフリート」と「神々のたそがれ」の前後編の間に位置した「ワルキューレ」は動きとスペクタクルがいっぱい。第3幕の序奏と第一場にあたる「ワルキューレの騎行」はよく聴かれる音楽ですね。

     

    ただ1人の作曲家の作品だけを上演する歌劇場の音楽祭。「バイロイト詣(もうで)」という言葉があるほど、オペラ・ファンが一生のうちには行ってみたいと思っているほどチケットは何年も先まで予約で埋まっています。「詣」と言われるほど観劇には覚悟が必要です。覚悟と言っても命を奪われるという事はありませんけれども、歌劇場は山の奥の方にあるので周囲には宿泊施設も少ないと言います。そして歌劇場の設備、教会の椅子のように木製の長いす。クッションなどはありません。慣れた人はお尻に敷く物を持っていくのだとか。

    長いすなので1人勝手に席を立つこともまま成りませんよね。そして上演時間の長さ。ワルキューレはCD4枚組と言えば、分かり易いですね。

    第1幕、約1時間。

     

     

    第2幕、約1時間30分。

     

     

    第3幕、約1時間15分。

     

     

    これは放送で観られることは大歓迎だ!とハッキリ成りそうですけど、各幕の間の休憩時間が90分はありますからはたしてその間が持たせることが出来ますやら。

    放送は午後10時50分から、翌朝の午前5時過ぎまで。「ニーベルングの指環」のチクルス(4作品セットでの上演を「チクルス」と言っています)は今年の上演でひとまずおやすみ。数年おいて新演出での登場と成ります。2008年、2009年を収録した映像はありますから、放送トラブルが起こってもフォローは出来ると思います。ポッドキャストで音声の生中継は好調。放送のバックアップも万全と言うことで世界初の生放送と成ったのでしょうね。[JUGEMテーマ:クラシック音楽 ]

    2010.08.21 Saturday 22:16
  • 名曲のこよみ(8月17日)~《ニーベルングの指環》初演の最終日

  • 名曲のこよみ(8月17日)~《ニーベルングの指環》初演の最終日

    今日は何の日? 記念日になっているクラシック音楽は・・・ワグナー作曲 舞台祝典劇《神々のたそがれ》から「ジークフリートの葬送行進曲」はいかがでしょう。

    8月17日は、《ニーベルングの指環》の初演が終わった日・・・1876年(明治9年)のことです。

    第1回のバイロイト音楽祭で初演された、《ニーベルングの指環》は序夜と3日間かけて上演される4部作「ラインの黄金」、「ワルキューレ」、「ジークフリート」、そして「神々のたそがれ」の全体のタイトル。この4部作を上演するだけのために作られた歌劇場がバイロイト祝祭歌劇場で、毎年7月末から8月の間だけ開催されます。専属の歌手、オーケストラを置かないことで得意な運営ができるようになっています。ほとんどのオーケストラがこの夏の期間は演奏会を開きませんから、楽器奏者にとっては特別報酬を得る機会にもなります。

    ある年はウィーン・フィルのメンバーが多くいたり、それがベルリン・フィルであったりと言うこともありますから、固有の響きに囚われることのないバイロイト独自の響きが楽しめることになります。

    4日間で総ての上演時間を総計すると16時間ほど。ビートルズの公式録音を聴くのと同じくらいの時間です。4日間と行っても、バイロイト音楽祭での上演では間に1日の休みを挟んで5日間をかけて完成します。4つの作品は連作ですけれども、それぞれの作品の間には長短の年月が流れていますから鑑賞する方も休みを鋏ながら楽しむのが心地良いものとなります。

    ワルキューレの騎行についで、良く聴かれる管弦楽曲が全体を通しての主人公であるジークフリートが殺されて運ばれる時に演奏される「ジークフリートの葬送行進曲」です。

    ジークフリートはドラゴン退治をした時に、龍の血を舐めたので不死身の身体になりました。身体中に持ちをあびて無敵の肉体にもなったのですが運命はイタズラなもので森の木の葉が1枚、背中に舞い降りてきて急所となってしまいます。ジークフリートがおろされたのはギービヒ家での結婚式の前夜。ジークフリートはブリュンヒルデと結婚していたのですが、ギービヒ家を訪れた時に“忘れ薬”を飲まされてしまいました。そのことを知らなかったブリュンヒルデは、ジークフリートが気変わりをしてしまったと怒り半分、弱点を証してしまっていたのでした。

    ブリュンヒルデは神の娘、戦(いくさ)の女神ワルキューレだったのですが父親の大神、ウォータンの言いつけを聞かなかったので普通の女性になってしまっていました。まあ、それも一旦は目をつぶろうとしたウォータンに、それでは長として示しがつかないでしょうって妻、女神フリッカに釘を刺されて渋々といった行動。女性に振り回されぱなっしの結末です。[ JUGEMテーマ:クラシック音楽 ]

     

    2010.08.17 Tuesday 23:47
  • 続サービスショット!!

  • 続サービスショット!!

    サービスショット!! Artanker ConvoyCozy Endings のジャケット。CDですけどね
    サンタナと裏表で貼り合わせたら面白いかも

    2010.08.13 Friday 10:40
  • 《昭和の名曲》坂本九:Sukiyaki(1963)

  • 《昭和の名曲》坂本九:Sukiyaki(1963) ~2010年8月12日、日航機墜落事故から25年~

    思いがけず飛行機

    日暮れの写真の中に、熊本空港へ着地態勢に入っていると思われる旅客機が写っていました。撮影している時には気がつきませんでしたが、無事に帰ってきたという思いで安心感をわたしは感じます。あなたはどうでしょうか。

    ※     ※     ※

    日航機墜落事故が起こって、今日(8月12日)が25年目になります。

    この飛行機事故で坂本九さんは、亡くなりました。43歳。新しくできたレコード会社、ファンハウスから新たな出発をされようとしている矢先のことでした。チューリップや、甲斐バンドと言ったニューミュージックの旗頭が多くいたエキスプレスレコードが生まれ変わるために登場してきたのがファンハウスでした。

    親会社になるEMIレコードは、創設以来新しい技術には無関心な体質を持っているみたいです。マリア・カラスの録音例を挙げるまでもなく、ビートルズの初期の録音がモノーラルでしかないことは残念な思いで聴いている音楽ファンは多いでしょう。1960年初、時のチーフエンジニアだったウォルター・レッグが経営陣と喧嘩別れとなったのは、まだまだ世の中ではステレオの再生装置が普及していないからという理由でした。

    同じ経営陣がまだ居たのか、前例を踏襲したのかデジタル録音も懐疑的でカラヤンが長年の関係を断つことにもなってしまっています。

    さて、坂本九さんがファンハウスで新しいことを起こしてくれたかどうかは、今ではどうしようもないことですが《スキヤキ・ソング》のニューレコーディングはされたのではないでしょうか。

    1961年にシングル盤として日本でヒットした《上を向いて歩こう》。それがアメリカで《スキヤキ・ソング》に転じたいきさつはいくつかこぼれ話があるようですが、タイトルは《スキヤキ》でも《上を向いて歩こう》のまま、日本語のレコードがアメリカでリリースされたのはレコード史に残る偉業です。1963年にLPレコードとしてアメリカ・キャピトルレーベルからリリース。1963年6月にビルボード誌で第1位になっています。

     

    1970年代後半には、多くの日本人歌手が米録音をしていますが日本だけでのリリースのため。米リリースされたものもありますが、英語版を再録音しています。

    昭和30年代という日本の勢いが成したことなのでしょうか?[JUGEMテーマ:音楽 ]

     

    2010.08.12 Thursday 18:29
  • SLIPKNOT / IOWA

  • レフトハンドベーシスト、SLIPKNOT のポール・グレイが死去

    レフトハンドベーシスト、SLIPKNOT のポール・グレイが死去。1972年4月8日生まれ、2010年5月24日没、享年38歳と言うことになってしまいました。
    アイオワのホテルで亡くなっているのが見つかりました。というわけで訃報を知らせていたサイトは http://www.slipknot-metal.com/main.php

     

    According to the Des Moines Register, Urbandale, Iowa police are investigating the death of SLIPKNOT’s bass guitarist at a local hotel.

    Paul Dedrick Gray, 38, of Johnston was found dead at approximately 10:50 a.m. today by an employee at TownePlace Suites (pictured below), 8800 Northpark Drive, police said.

    There was no evidence of foul play, police said.

    According to KCCI.com, the Polk County Medical Examiner’s Office is assisting in the death investigation and will perform an autopsy on Tuesday. Toxicology testing will be completed to determine if there were any contributing factors in the death of Gray, police said.

    Witnesses reported that items from the hotel room were carried out of the hotel around 2 p.m.

    バンドのメンバーが全員マスクをつけているので、表情も分からなければ年齢も姿からは伺えない。メンバーの写真や、CDジャケットのデザインに眼を細めてしまうことはあるけど音楽はとても良い。リーダーのショーン・クラハンが1969年生まれ。メンバー全員がCD世代のミュージシャンと言うこともあってなのでしょうか、レコード、ラジオではもちろんなくCDで聴いて心地いいバンドサウンド。公式ウェブサイトの充実なだけではなくて、YOUTUBEに公式のページがあるのも現代のメタル世代とわたしは評価しています。もしこの機会に SLIPKNOT を聴いてみようという音楽好きには、個人的にはビジュアル的な情報を調べる前に音楽だけを何曲か聴いてみる方が良さが分かるのではないかと助言します。

    レフトハンドベーシスト、SLIPKNOT のポール・グレイ死去

     

    SLIPKNOTIOWA

    JUGEMテーマ:USロック
    2010.05.25 Tuesday 17:30
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