-
リリー・クラウスの絶頂期の記録

日本人が愛するモーツァルトの名盤を、日本軍によって失っていたかもしれない。拘留され第二次世界大戦終結まで軟禁された女流ピアニスト。
通販レコードのご案内《仏ディスコファイル・メタル使用盤》US HAYDN SOCIETY HS9056 リリー・クラウス モーツァルト ピアノ奏鳴曲K.457/K.284/K.475
ディスコフィル・フランセ録音

モーツァルト弾きとして知られるリリー・クラウスの最高傑作盤です。米ハイドンソサエティの本盤は、晩年の米国コロムビア盤と比して若い所為か情熱を内に秘めた、生命感に溢れる演奏です。 他のピアニストと比べると、自由自在なテンポ設定でフォルテは強いタッチで鳴らし非常に個性的です。
- ピアノソナタ第14番 ハ短調 K.457
- ピアノソナタ第6番 ニ長調 K.284
- 幻想曲 ハ短調 K.475
モーツァルトの音楽の持つ多様性を過不足なく的確に表現し、このフレーズはこうでなくては、と云うまさに正鵠を得た最高の演奏を聴かせてくれる。演奏家は身体で勝負するだけに、心身の衰えを如何にカバーしていくかが難しい。特に女性の場合、多くはそれに結婚・出産などが重なる。全身全霊を傾けた命がけの演奏家として、宇野功芳氏が挙げるのはアルゲリッチ、デュ・プレ、チョン・キョンファそれにリリー・クラウスと、みな女性だが長く第一線を保ち続けたのはクラウスぐらいで、彼女を驚異と宇野氏は捉えている。
彼女らは、いわゆる女性的なものを押し出さず、火のような情熱と作品に切り込んでいく深みにおいて男性奏者に匹敵する。しかし、このまま死んでもいいというほどの燃え尽き方を男性奏者は絶対にしないものではないか。ハンガリー生まれのリリー・クラウスは「モーツァルトは燃え立つ火です」と語っているが、クラウスの演奏にはパッションの炎が確かに感じられる。当時の演奏家としてはテンポの緩急の巾が大きく、ダイナミクスの変化にも激しさを見せるのは、内面から湧き上がる情熱が自然体として表層に上がってきた音楽で、現代の演奏家が大ホールに響き渡るような派手なパフォーマンスを恣意的に行っているものとは根本的に異なるものです。
ハ短調ソナタ K.457このソナタは、幸福感に満ちたK.330からK.333の4曲に続いて作曲された作品で、きわめて劇的な性格を持ったソナタであり、後のベートーヴェンにもっとも強く影響を与えた作品だといわれています。また、このソナタはK.475の《幻想曲ハ短調》とセットで演奏されることが多くて、その関係が昔からいろいろと取りざたされてきた作品でもあり、このレコードでも第6番を挟んで演奏されています。モーツァルトが2曲をその順序に組み合わせて出版したためでもあるのですが、しかし、両曲とも途中に明るいハ長調の部分があるにしても、基調はハ短調で深刻な情緒が支配的ですから、《幻想曲》だけ切り離して演奏したほうが効果的だという説も少なくありません。 モーツァルトが活躍した当時のコンサートではソナタの演奏に先立って幻想曲風の即興演奏を披露する事がよくあったそうです。このハ短調ソナタはモーツァルトの弟子であったトラットナー夫人のために書かれたもので、同じ調であるハ短調の幻想曲は彼女がコンサートで演奏するときのために、前半で披露する即興演奏のものとしてあらかじめ作曲したものではなかったのかというのが現在の定説となっています。手本としてモーツァルトが譜面にしたためた幻想曲を、夫人がいかに即興演奏としたかは想像を出ませんが、しかし、当時のピアノの可能性を限界まで使い切ったと思えるほどに広い音域とダイナミックな音量が求められるこのソナタを提供されたトラットナー夫人はそれなりの技量を持った女性であっただろうことが想像されます。 第6番のピアノソナタは、オペラの上演のために冬を過ごしたミュンヘンでデュルニッツ男爵からの注文に応えて作曲した、19歳の時の作品です。ニ長調という性格からも、明らかにハイドン風の特徴を持っていますが、今までの即興演奏などでため込んできたあれこれのアイデアをここに凝縮してまとめたものと思える、規模が大きく、まるで交響曲をピアノ用に編曲したような風情だといわれてきました。また、第3楽章の大規模な変奏曲形式はモーツァルトのソナタとしては他に例がなく、厳格な父レオポルドもこの作品をとても高く評価していました。とりわけ33小節にも及ぶアダージョ・カンタービレの第11変奏は本当に美しい音楽です。 ベートーヴェンに影響を与えた強烈なソナタと、即興演奏の風情のあるピアノ作品を組み合わせた、リリー・クラウスの演奏はモーツァルトの書いた音符を正確にバランスよく響かせることに意を注ぐのではなくて、モーツァルトが音符を使って書いた「心のドラマ」を再現しようと言うものです。譜面をめくる音も聞き取れることから、細切れの録音ではなく何回かテイクをとって、そのうちベストのものを採用しているようです。そのことも、このレコードの価値を高めているのかもしれません。彼女の演奏に虚心坦懐に耳を傾ければ、モーツァルトがこの音楽にこめた深い感情がヒシヒシと伝わってきます。そして、「人生は美しい、人生は生きるに足る」というモーツァルトのささやきが心に染みいってきます。リリー・クラウスのピアノはくっきりとしたフレージングで、モーツァルトのピアノ・ソナタなどは最近よく聴くような軽やかで透明感があるようなものとはまったく違って、正統派にして刺激的な歯ごたえがある。神経質では無い思い切りの良さが有る意味〝男性的〟ですが、モーツァルトに対する途方も無く深い愛情を本質に持つので、どの曲を聴いていても少しも飽きることなくモーツァルトの音楽がどんどんと心の中に浸みこんで来ます。
1956年パリ録音。通販レコード詳細・コンディション、価格
プロダクト
- レコード番号
- HS-9056
- 作曲家
- ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
- 演奏者
- リリー・クラウス
- 録音種別
- MONO
コンディション
- ジャケット状態
- M-
- レコード状態
- M-
- 製盤国
- US(アメリカ合衆国)盤
“Haydn Society” DARK GREEN WITH SILVER LETTERING, MONO 1枚組 (170g), Stamper 仏ディスコファイル メタル XTV 使用盤。通販レコード
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。- オーダー番号34-25929
- 販売価格5,500円(税込)
-
民族音楽への興味 ― 歌というものに対して不親切な時代における、ひとつの光明だ。

旋律は音楽の魂である。

“3大ヴァイオリン協奏曲”というのがある。ベートーヴェン、メンデルスゾーンに、ブラームスかチャイコフスキーの、何れかが挙げられる。 ― 3曲目が難しいので、“4大”にすると激論にならない。しかし、ほかにもヴァイオリン協奏曲には名作が数多い。
“10大”となれば必ず入選するのが、ドイツの作曲家マックス・ブルッフの代表作、ヴァイオリン協奏曲第1番だ。 -
“Refuge in Music” クラシック音楽のごちそうさん 110歳の天寿

Farewell Alice Herz-Sommer! We are saddened to hear that the visionary musician and survivor of the Theresienstadt concentration camp died yesterday. Her love of music and belief in its power brought solace and hope to many in one of history’s darkest hours.
Daniel Hope interviewed Herz-Sommer just a few months ago as part of the documentary “Refuge in Music”, a tribute to the musicians of the concentration camp “Terezin”. You can learn more about the film here: http://bit.ly/TerezinDVD
-
指揮者クラウディオ・アバドをしのんで

音楽を楽しむ。それがピシっとした指揮姿から良く感じられたクラウディオ・アバドが亡くなって今月20日で、ひと月となる。
エグモントの音楽
BSプレミアムでは2014年2月10日、2つの演奏会が放送された。
前半は2012年のルツェルン音楽祭から、演奏会の様子は9月2日に Medici.tv で放送された。演奏会は8月10日。全体的にまだらな空白が客席に目立つのはマーラーの交響曲第8番からベートーヴェンの『エグモント』とモーツァルトの『レクイエム』に変更になったからだろう。この二曲なら大きいホールは必要ではなかったと思えるように、音響が遠い。迫力は薄めだけど、その分残響に助けられて聴きやすい。前半のベートーヴェンは、序曲は聴きなじんだもの。期待通り、セオリー通りの音楽となっていた。ソプラノのユリアーネ・バンゼのグレートヒェンは清楚な印象。ブルーノ・ガンツは語りで PA を使用したものでしたが全体整っていて違和感はなかった。
オーケストラの中にクラリネットのザビーネ・マイヤーを見つけた。
後半のレクイエムはオーケストラも加わったことで、前半の音響はかなり改善されている。ただ合唱の響きがオーケストラを圧するところがある。でも、キャパが大きい効果か澄んだ音楽に仕上がっている。
モーツァルトと弟子たちの共作としての《レクイエム》
ソプラノはアンナ・プロハスカ。バスはルネ・パーペ。テノールのマキシミリアン・シュミットはペーター・シュライアーを思い出させる。アルトのサラ・ミンガルドも理想に合う。リヒターが指揮した『レクイエム』の大好きな録音に並ぶ。
『レクイエム』はモーツァルトの最後の未完の作品であるのはご存知でしょう。自筆で残っているのは最初の2曲のみ。あとは弟子に口述して引き継がせました。あちらこちらにモーツァルトが完成していたら、もっと違う音楽に広がったんじゃないかなと思えるポイントが有ります。アバドはそういう期待も思わせながら、モーツァルトが描き上げた部分も書き上げなかった部分も一体とした音楽を作ります。
多くの録音が前半、後半と切り替える雰囲気があるのにアバドはアーメンをブリッジにして後半に音楽の気持ちを引き継いでいる。各曲を細切れにすること無く本来のプログラムがマーラーの千人の交響曲だったことを思い起こさせた演奏になった。
永遠の安息を、そして永遠の光に
現代の時間の中で再構成されたモーツァルトの音楽といえるだろう。言い換えれば、古楽演奏を学びとはしているけれどもモダン・オーケストラで楽しく聞かせていると言えば分り易いだろうか。
この演奏は現代音楽の響きに馴染んだ耳も楽しませる。もし《レクイエム》かぁ、と食指を伸ばさなかったままだったら後半だけでも聞き返して欲しい。もちろんいろいろなモーツァルトのレクイエムを聞いてきていたら、複数の版があるのを面白く並べ替えているというパズル的興味も持たされる。
最後のアーメン・フーガがまるごとカットされていて、そのかわり無音の中でアバドは一分間指揮棒を旨に抱いたまま黙祷する。
死は嘆き、省みるものではなくて生きている人が先に進むためにあるものなのです。
-
Maria Callas, 1963

『マリア・カラスの真実』(フランス2007年。日本では2009年公開)は、マリア・カラスの生涯に焦点を当てたドキュメンタリー映画です。
有名なオペラ歌手ですが、後年、睡眠薬大量摂取での自殺未遂、睡眠薬や興奮剤を乱用し、肺血栓で53歳で亡くなりました。
なぜ、命を縮めるようなことを行い、50代という若さで亡くなったのでしょうか。映画は彼女の生涯を追います。
母親は男の子を望んでいましたが、生まれたのは女の子マリア。失望した母親は4日間も受け取りを拒否・・・マリアの兄が2歳で脳膜炎で亡くなり、母親は次の子は男の子を、と青い産着まで用意したそうです。
歓迎されず、居場所もありませんでした。6度の引っ越し。セールスマンの父は不在がち。家族団欒もありません。ハーレムの近くに引っ越しますが、母親は環境に馴染ませようとせず、部屋に閉じ込め、通りで遊ぶことも禁じました。
マリアは自分を無口で汚いと思っていて、学校では友人がなく「友達と遊んでも楽しくなかった」と彼女は語ります。
唯一の友、飼っていた小鳥に歌っていたマリアの歌の才能に気づいた母は条件付きで愛するようになります。
また母親は、自身の大女優になる夢を押し付けた部分もあったようです。映画の中でマリアが語ります。
「自分で決めた道ではなく、家族が決めた。家族と摩擦を起こさない為、従うしかなった」
「母がレールを敷いた。母は仕切っていた」
「親の代わりに出世しろ」
「お前の為に犠牲を払った」
「母からお金をくれないと新聞にぶちまける、と強請られた」とまで語る。そんな母親 を、晩年まで許せなかったそうです。映画は「この世に彼女の居場所はない。声だけが残った。」というナレーションの後、彼女の歌声で幕となります。
Maria Callas, 1963, in Paris, accompanying herself on the piano.
-
GB EMI SLS5122 ヴィリー・ボスコフスキー バイエルン放送響 ニコライ・ゲッダ アンネリーゼ・ローテンベルガー レハール・パガニーニ
これって、こんなに情報量の多いレコードだっけ? ― 19世紀前半に活躍したイタリア生まれのヴァイオリニスト兼作曲家のニコロ・パガニーニは、その超人的なテクニックから「ヴァイオリンの鬼神」と称えられ、多くの聴衆を魅了しました。そのパガニーニをモデルとしたオペレッタ。何でもオペレッタの内容よりも、事実の方がドラマチックだったとも言われていますが、曲中にフランツ・レハール(1870〜1948)らしい美しいメロディの曲がふんだんに盛り込まれており、ヴァイオリンのソロの美しいメロディも登場してきます。名ヴァイオリニストであったパガニーニと、ナポレオンの妹アンナ・エリーザなど、実在した人物の史実を基にしたオペレッタ。フィクションではあるのですがレハールが丁寧に造り上げた音楽と相俟って、オペレッタを超えたスケールを醸し出している。レハールの自作自演盤でソロを担当していた ― ウィーンの国立歌劇場で、第2ヴァイオリンを担当していたある日、作曲家レハール本人から、「国立歌劇場で私の指揮で私の作品を上演することになったので、そのソロを弾いてくれないか」と頼まれて「ジュディッタ」のヴァイオリン・ソロを引き受けたところ、眩い出来で、それ以来当時の大コンサートマスター、ロゼーから目の敵にされるようになって困ってしまったそうである。ボスコフスキーが今度は指揮者として小気味の良いテンポとメリハリのある演奏で楽しませてくれます。やはり作曲家の指揮の下で演奏したというのは大きいのでしょうか。この喜歌劇「パガニーニ」という作品はレハールの代表的な作品の1つに数えられますが、意外と全曲盤はあまり多くありません。その中でもこの音源は最上の演奏と言って良いでしょう。 タイトルロールのニコライ・ゲッダやアンネリーゼ・ローテンベルガー、ベンノ・クシェ等、本盤は英国盤なのだがオリジナルは西ドイツ・エレクトローラの録音。お馴染みの歌手の芸達者な歌唱やドライブ感のあるメリハリのあるボスコフスキーのタクトと、どれも理想的です。劇中のヴァイオリンのソロは、ソリスト級の人物を引っ張り出してくる録音もありますが、本盤では当時若手であったウルフ・ヘルシャーが担当しており、やはり音が違います。ローテンベルガーは50歳を超えていて本格的なオペラを歌うのには高域が若干不安定になりがちだが、このようなオペレッタでは全く問題無いどころか芸達者でチャーミングが歌いまわしが非常に魅力的だ。そのほか当時のこれらのオペレッタを歌える西ドイツで集められる最高の歌手を集めて制作されたこの盤は、今でも魅力が失われないばかりか、録音も良い事でむしろ現代では貴重な記録になりつつあるように思う。オペラ好きの方には、実に楽しい聞きものになるでしょう。from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/2H7QvgL
via IFTTT -
FR DECCA 115.190/91 ピエール・デルヴォー アンリ・メルケル ロベール・マッサール コレット・リーディンガー レハール「パガニーニ」
パガニーニが達者なのはヴァイオリンばかりでなく ― パリ・オペラ=コミック座の首席指揮者、パリ・オペラ座の常任指揮者、コンセール・コロンヌ管の首席指揮者など、フランスのオーケストラ、歌劇場の要職を歴任した20世紀フランス・オペラ界のの名匠ピエール・デルヴォー ― と説明しても我が国では馴染みが薄い指揮者ですが、配役もまた、名前を見ても馴染みを覚えない面々。パガニーニの代わりにヴァイオリンを弾いているアンリ・メルケル(Henri Jean Paul Marie Merckel, 1897.12.22〜1969.12.10)も、6歳で公開演奏をした天才少年でパリ音楽院管弦楽団のコンサートマスターを務めた逸材ですが、第2次世界大戦前のこと。戦後はパリ国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを長年勤めていた、その最後の時期の録音、何ともユニークなアルバムです。19世紀前半に活躍したイタリア生まれのヴァイオリニスト兼作曲家のパガニーニは、その超人的なテクニックから「ヴァイオリンの鬼神」と称えられ、多くの聴衆を魅了しました。名ヴァイオリニストであったパガニーニと、ナポレオンの妹アンナ・エリーザなど、実在した人物の史実を基にしたオペレッタ。フィクションではあるのですが ― フランツ・レハール(1870〜1948)が丁寧に造り上げた音楽と相俟って、オペレッタを超えたスケールを醸し出している。レハールらしい美しいメロディの曲がふんだんに盛り込まれており、有名なアリア「僕は女にいっぱいキスをしたけど」などはリサイタルでも取り上げられることがあります。何でもオペレッタの内容よりも、事実の方がドラマチックだったとも言われています。オペラ好きの方には、実に楽しい聞きものになるでしょう。from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/2HGPWaM
via IFTTT -
GB TURNABOUT TVS34720 ルッジェーロ・リッチ ルイ・ド・フロマン ルクセンブルク放送響 オペラ・パラフレーズ
音の良い英DECCAプレス ― 19世紀前半に活躍したイタリア生まれのヴァイオリニスト兼作曲家のパガニーニは、その超人的なテクニックから「ヴァイオリンの鬼神」と称えられ、多くの聴衆を魅了しました。「カプリース」24曲全曲録音を最初に行った20世紀を代表するヴィルトゥオーゾの一人、ルッジェーロ・リッチは強靭なテクニックと火花の散るような超絶技巧が魅力で、特にパガニーニやサラサーテを得意とした。特別にピッチがずれることのない、重音を弾くときの豊かな音色や弱音の細やかさにはうっとりしてしまう。リッチはイタリア系のアメリカ人ですが、その腕が鳴るようなテクニックと金糸のように繊細で輝かしい音色を駆使した ― 19世紀ヨーロッパの伝統的な巨匠様式を受け継ぐヴァイオリニストと目されており、美音と華麗な演奏技巧、独特な楽器の歌わせ方が特徴的である。愛器はグァルネリ・デル・ジェス。このレコードを聴いた時のなんとも豪華な雰囲気は、これらの曲がすべてオペラの本質は変わらない ― アリアの旋律を借りた編曲や自由な変奏曲ではない、パラフレーズだからと気づきました。ヴァイオリンとオーケストラの掛け合いも、オペラの世界なのです。つまり、ヴァイオリン小品集でありながら、オペラを描いているのです。何ともユニークなアルバムです。オペラ好きの方には、実に楽しい聞きものになるでしょう。これは、本当に優れた企画アルバムだと思います。本盤は「TURNABOUT」の英国盤でアメリカVOXの廉価レーベルで、日本ではコロンビアから発売されていましたが、イギリスではデッカが発売権を持っていたようです。from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/2H31ofC
via IFTTT -
GB DECCA LXT2588-LX4025 PERFECT SET ルッジェーロ・リッチ パガニーニ・24の奇想曲全曲
GB DECCA LXT2588-LX4025 PERFECT SET ルッジェーロ・リッチ パガニーニ・24奇想曲全曲
商品番号 34-17928通販レコード→英オレンジ銀文字、ダーク・レッド銀文字 フラット盤
松脂が飛んでくる ― という演奏は、こうした演奏を言うのだろうと思いました。数あるデッカLXTシリーズの中でもトップクラスに位置するレア盤。パガニーニが持てる技巧のすべてを投入して作曲したといわれる超難曲「カプリース」は、現代のヴァイオリニストにとっても高い壁であり続けています。フィギアスケートで音楽に使われるラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」は、このカプリースの主題を素材にしています。19世紀前半に活躍したイタリア生まれのヴァイオリニスト兼作曲家のパガニーニは、その超人的なテクニックから「ヴァイオリンの鬼神」と称えられ、多くの聴衆を魅了しました。「カプリース」24曲全曲録音を最初に行った20世紀を代表するヴィルトゥオーゾの一人、ルッジェーロ・リッチは強靭なテクニックと火花の散るような超絶技巧が魅力で、特にパガニーニやサラサーテを得意とした。特別にピッチがずれることのない、重音を弾くときの豊かな音色や弱音の細やかさにはうっとりしてしまう。リッチはイタリア系のアメリカ人ですが、その腕が鳴るようなテクニックと金糸のように繊細で輝かしい音色を駆使した ― 19世紀ヨーロッパの伝統的な巨匠様式を受け継ぐヴァイオリニストと目されており、美音と華麗な演奏技巧、独特な楽器の歌わせ方が特徴的である。愛器はグァルネリ・デル・ジェス。リッチが孤高の名曲の、その真骨頂を聴かせてくれます。from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/2HjzgrV
via IFTTT -
GB DECCA SXL2194 ルッジェーロ・リッチ パガニーニ・24の奇想曲
演奏・録音とも最高 ― パガニーニが持てる技巧のすべてを投入して作曲したといわれる超難曲「カプリース」は、現代のヴァイオリニストにとっても高い壁であり続けています。フィギアスケートで音楽に使われるラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」は、このカプリースの主題を素材にしています。19世紀前半に活躍したイタリア生まれのヴァイオリニスト兼作曲家のパガニーニは、その超人的なテクニックから「ヴァイオリンの鬼神」と称えられ、多くの聴衆を魅了しました。「カプリース」24曲全曲録音を最初に行った20世紀を代表するヴィルトゥオーゾの一人、ルッジェーロ・リッチは強靭なテクニックと火花の散るような超絶技巧が魅力で、特にパガニーニやサラサーテを得意とした。特別にピッチがずれることのない、重音を弾くときの豊かな音色や弱音の細やかさにはうっとりしてしまう。得意曲目だけに、その後も何度も録音を行っていますが、本盤は1959年、3度目の録音で演奏・録音とも最高の仕上がりとなっています。リッチはイタリア系のアメリカ人ですが、その腕が鳴るようなテクニックと金糸のように繊細で輝かしい音色を駆使した ― 19世紀ヨーロッパの伝統的な巨匠様式を受け継ぐヴァイオリニストと目されており、美音と華麗な演奏技巧、独特な楽器の歌わせ方が特徴的である。愛器はグァルネリ・デル・ジェス。リッチが孤高の名曲の、その真骨頂を聴かせてくれます。from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/2HwE5fl
via IFTTT -
US DECCA DL710106 ルッジェーロ・リッチ マックス・ルドルフ シンシナティ響 パガニーニ・ヴァイオリン協奏曲2番&サン=サーンス・ヴァイオリン協奏曲1番
初夏に聴くサン=サーンス。 ― サン=サーンスは19世紀の作曲家としては、たいそう長生きをした人で、そのために広い分野で夥しい作品を残した。博識の人としても知られ音楽評論家として健筆をふるったサン=サーンスは19世紀にあった音楽ジャンルすべてに数多くの作品を残し、バロック音楽の楽譜の改訂を行い、フランスにいち早くワーグナーを紹介し、考古学の著作も出版。天文学、音響学、哲学にも造詣が深く、詩、戯曲、イラストも手がけるスーパーマルチな教養人でした。1867年に初演、1868年に出版され、依頼者であり初演を担当したサラサーテに献呈されたヴァイオリン協奏曲第1番は、サン=サーンスが1859年あるいは1864年に作曲した2番目のヴァイオリン協奏曲なのだが、先に書かれたハ長調協奏曲(第2番)の出版が遅れたため、 番号の上では最初のヴァイオリン協奏曲になった。聴く機会の少ない曲だが、サン=サーンス自身は高く評価していた明るく可憐な音楽だ。基本的には英デッカ社に録音した パガニーニの「24のカプリース」の前哨戦と思ってください。ルッジェーロ・リッチはイタリア系の米国人ですが、19世紀ヨーロッパの伝統的な巨匠様式を受け継ぐヴァイオリニストと目されており、美音と華麗な演奏技巧、独特な楽器の歌わせ方が特徴的である。愛器はグァルネリ・デル・ジェス。本盤でのリッチは、落ち着いた素晴らしい演奏を聴かせてくれます。テクニックも抜群で、重音を弾くときの豊かな音色や弱音の細やかさにはうっとりしてしまう。from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/2qvsSDM
via IFTTT -
GB DECCA LX3064 モーラ・リンパニー ジャン・マルティノン ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 サン=サーンス・ピアノ協奏曲2番
彼はすべてを知っているが、未熟さに欠けている。 ― これは、サン=サーンスが10歳代で書いた交響曲を聴いた50歳のベルリオーズの言葉です。サン=サーンスは19世紀の作曲家としては、たいそう長生きをした人で、そのために広い分野で夥しい作品を残した。博識の人としても知られ音楽評論家として健筆をふるったサン=サーンスは19世紀にあった音楽ジャンルすべてに数多くの作品を残し、バロック音楽の楽譜の改訂を行い、フランスにいち早くワーグナーを紹介し、考古学の著作も出版。天文学、音響学、哲学にも造詣が深く、詩、戯曲、イラストも手がけるスーパーマルチな教養人でした。フランスが生んだ名指揮者ジャン・マルティノンのレコードからは、サン=サーンスという母国の大作曲家への深い愛着と敬意を窺い知ることが可能であると言えるところだ。マルティノンはEMI、ERATOでフランス物を中心とした数多くのアルバムを制作しましたが、DECCA, PHILIPS, ERATO, Deutsche Grammophon, RCA, VOX, URANIA, Concert Hall Societyなどさまざまなレーベルにレコーディングをおこなっていた。マルティノンが1951年から1960年にかけてデッカに録音した演奏は、シカゴ交響楽団時代や晩年のパリを中心に活動した時代とは一味違った、若々しく颯爽としたマルティノンの棒さばきを堪能できる逸品です。モーラ・リンパニーはラフマニノフ弾きと言われるが、繊細な感受性と力強さを兼ね備えた演奏は高く評価されていた。また、ハチャトゥリアンのピアノ協奏曲を積極的に西側に紹介したことでも知られている。彼女は快速でアグレッシブで、技巧と熱量をもってぐいぐい攻めてくる。一貫してそういう美学に基づいている演奏である。そうしたところを認めてのことだろうがラフマニノフがリンパニーの演奏を絶賛したという演奏は、とても女性とは思えないような貫禄を感じるもので、甘ったるい感じは微塵もない。技巧的な曲が多いサン=サーンスにもかかわらず、それを感じさせず曲が持つ威厳のようなものを上手く引き出すことに専念してます。さすが後にエリザベス女王からデイムの称号を授けられる逸材だと感じ入りました。from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/2HsZTZj
via IFTTT -
GB EMI SLS5035 ジャン・マルティノン フランス国立放送管弦楽団 サン=サーンス・交響曲集
定評あるマルティノンの交響曲全集。 ― 華やかな色彩美と卓抜なリズム感覚が冴えるシンフォニーは、ジャン・マルティノンの代表的な名盤です。往年のフランスのオーケストラならではの明るく美しい色彩の世界を心ゆくまで堪能させてくれます。サン=サーンスは19世紀の作曲家としては、たいそう長生きをした人で、そのために広い分野でおびただしい作品を残した。博識の人としても知られ音楽評論家として健筆をふるったほか、古代楽器の研究を発表し天文学、音響学、哲学に通じていた。文学にも造詣が深く、演劇や詩の作品もある。今日、わたし達が《オルガン付き》の愛称で親しんでいるサン=サーンスの管弦楽作品にはほかに実際に演奏可能な交響曲が、「第3番」の前には4曲も存在しているのです。そのような状況の中にあって、フランス人の超一流の大指揮者マルティノンが、最晩年にサン=サーンスの交響曲全集のスタジオ録音を遺してくれたのは、クラシック音楽ファンにとって実に幸運なことであったと言えるのではないだろうか。DECCA, PHILIPS, ERATO, Deutsche Grammophon, RCA, VOX, URANIA, Concert Hall Societyなどさまざまなレーベルにレコーディングをおこなっていたマルティノンは、EMI、ERATOでもフランス物を中心とした数多くのアルバムを制作していました。マルティノン後期の芸風は、オーケストラ・コントロールに長け、ダイナミズムも兼ね備えた立派なもの。個性の確立された管楽器セクションの活躍により色彩豊かなサウンドを聴かせるフランス国立放送管弦楽団を巧みに統率、オーケストレーションに秀でたフランス音楽の魅力を明確に打ち出しています。マルティノンは交響曲第3番については、5年前にも同じフランス国立管弦楽団とともにスタジオ録音(マリー=クレール・アランがオルガンを担当したエラート盤)しており、その再録音を含めて交響曲全集のスタジオ録音を行ったということは、マルティノンの本全集の録音にかける並々ならぬ意欲とサン=サーンスという母国の大作曲家への深い愛着と敬意を窺い知ることが可能であると言えるところだ。各楽曲の細部における入念な表情づけも抜かりなく行われており、各旋律の端々からほのかに漂ってくる独特の瀟洒な味わいは、これぞフランス風のエスプリと評しうるものであり、その何とも言えない美しさには抗し難い魅力が満ち溢れている。ただ、この作品に派手さを求める人、堅実さを求める人、美しさを求める人、もっと何か違う魅力を求める人で、それぞれ評価は異なるだろう。本セットで聴く、この3番は、ベルナール・ガヴォティによるオルガン演奏がより抑制的であることもあり、所謂「爆演」型とは対象にある演奏です。マルティノンはフランス出身の指揮者らしく、品位が高く、美しい情景と大きな空間の広がり感を演出しています。from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/2GN1APZ
via IFTTT -
JP 東芝(白テスト盤) EAC80160 イツァーク・パールマン ジャン・マルティノン パリ管弦楽団 サン=サーンス・序奏とロンドカプリチオーソ
この幸せな出会いが可能にしたフランス・ヴァイオリン音楽の神髄 ― 瀟洒でエレガント。ヴァイオリニストにとって必須のレパートリーとなっている4曲を1枚に収めた魅力的なアルバム。それぞれの音楽が醸し出す様々な感覚を見事に描き分けています。色彩設定と音響造型にみせる鋭敏なセンスといい、あらゆるフレーズに注入された絶妙なニュアンスといい、その目ざましい魅力はいまだに失われていません。往年のフランスのオーケストラならではの明るく美しい色彩の世界を心ゆくまで堪能させてくれます。収録は1974年7月に当時EMIでオーケストラ録音に常時使用していたパリの名ホール、サル・ワグラムでセッション録音されたラヴェル、サン=サーンス、ショーソンの名曲を集めた「フランスの作曲家によるソロ・ヴァイオリンと管弦楽のための作品集」。テクニックの冴えはもちろん、曲によって様々に表情を変える音色の豊かさはイツァーク・パールマンならでは。《詩曲》での陰影の濃い叙情、《ツィガーヌ》での幅の広い表現は格別。《ツィガーヌ》はラヴェル・管弦楽曲全集で聴くことができる。録音を手掛けたのは名プロデューサーとして知られているルネ・シャルランと名エンジニア、ポール・ヴァヴァッスールのコンビです。ホールに分厚く渦巻く演奏の熱気が余すところなく捉えられています。当代屈指のヴァイオリニスト、パールマンの秀でた音楽性と華麗なテクニックの万能性を示した1枚で、パールマン若き日の最良の記録でもある。パールマンの明るく艶やかな音色を一瞬たりとも失わない滑らかなボウイングと、圧倒的な余裕で弾き切る華麗なテクニックがひときわ冴え渡る演奏。彼はどんな曲であっても曲想にのめり込まず、常に高踏的な解釈に踏みとどまって、なおかつそれらの曲の本質と個性を的確に把握する。歌う楽器としてのヴァイオリンの特性を最高度に発揮した演奏は、豊かで美しく生命力に溢れたもの。またこうしたフランス物では軽妙洒脱さと同時に狡猾とも言える聴き手に対するさりげない媚があって、それぞれの作品がコケティッシュで魅力的なものに仕上がっている。そしてパールマンを巧妙にサポートしているのがジャン・マルティノン指揮するパリ管弦楽団で、彼ら特有の美的感性を漂わせた色彩豊かで陰影に富んだ音響がソロ・ヴァイオリンを際立たせている。マルティノン面目躍如の名録音盤。フランス人でなければ、出せないコクが滲み出ています。個人的には、数ある名録音の中でもベスト盤としてお勧め出来ます。from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/2IC7ns8
via IFTTT -
GB EMI SLS5016 ジャン・マルティノン パリ管弦楽団 イツァーク・パールマン アルド・チッコリーニ パリ・オペラ座合唱団 ラヴェル・管弦楽曲集
ショルティ時代のパリ管弦楽団から絢爛な色彩美を引き出した素晴らしいラヴェル演奏。 ― 往年のフランスのオーケストラならではの明るく美しい色彩の世界を心ゆくまで堪能させてくれます。1974年にパリの名ホール、サル・ワグラムでセッション録音されたラヴェルの管弦楽作品集。『ダフニスとクロエ』『亡き王女のためのパヴァーヌ』『古風なメヌエット』『ラ・ヴァルス』『ボレロ』『高雅で感傷的なワルツ』『クープランの墓』『スペイン狂詩曲』『道化師の朝の歌』『海原の小舟』『マ・メール・ロワ』などといったおなじみのレパートリーで高水準な演奏を展開、1975年度のフランスACC&ADFディスク大賞を受賞しています。なお、「ピアノ協奏曲」ではアルド・チッコリーニが、「ツィガーヌ」ではイツァーク・パールマンがソロを担当しています。瀟洒でエレガント。色彩設定と音響造型にみせる鋭敏なセンスといい、あらゆるフレーズに注入された絶妙なニュアンスといい、その目ざましい魅力はいまだに失われていません。マルティノン面目躍如の名録音盤。フランス人でなければ、出せないコクが滲み出ています。ラヴェルは絶対にフランス人が振らなければ、駄目だとハッキリ認識致しました。個人的にはこうした色彩豊かなフランスものの録音はハッとするほど良くなければ退屈で聴く気がしませんが、本盤もすぐ聴きたくなるような魅力盤。個人的には、数ある名録音の中でもベスト盤としてお勧め出来ます。from 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード https://ift.tt/2IBVlPt
via IFTTT


